開発の背景等

開発の背景

弊社がこのソフトウェアの開発に着手した理由は、<ウェブの制作現場で使える>適切なCMSアプリケーションがなかったからでした。

いまや世界中で、多数の製品/シェアウェア/フリーソフト版のCMSパッケージが提供されています。ところがその大部分は、コンシューマ向け/あるいはエンタープライズ向けのどちからに特化しており、中間に位置するものは多くありません。

ウェブの制作者にとって、これは困った状況です。この業界ではウェブ・デザイナはコンシューマではありません。デザイナがCMSに求めるものは、操作のし易さより、デザインの自由度/高度なカスタマイズ性です。かといってエンタープライズ向けのCMSは、(デザイナの希望の多くをかなえはするものの)それなりに高価で、顧客数では圧倒的に多い中小規模のウェブサイトには、容易に導入できません。そして中間に位置する少数のCMS群は、(たまたまそうだったのだと思いますが)使い勝手や保守性に難がありました。

開発のきっかけとなったのは2005年、あるコンテンツ制作会社とともにXML/XSLベースのCMSを検討したのが始まりです。そののち2006〜2008年にかけて(複数のシステム開発会社にコードの実装を依頼しつつ)2つのプロトタイプを作成し、2009年に柔軟性の核となる<多能性セル>/<メタマップ>の機能を実装し、GPL/ALライセンスのもと、最初のリリースを行っています。

名称の由来

ボルボックスは藻類の一種で、細胞群体の典型的なモデルとして知られています。比較的最近になって単細胞生物から多細胞生物に進化したため、その構造はとても単純で、細胞群の協調による統合された活動を明瞭にみせてくれます。

そしてこのソフトウェアの大きな特徴も、多くのセル(細胞)の組み合わせによる協業です。ボルボックスのシンプルでありながらアクティブな構造は、このパッケージが目指す目標と重なっています。

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