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第10話:ウェブサイトをリストラせよ、ページ単位の管理から脱却せよ

HTMLってページが基本単位だよね。
だよね。
でもページ上にあるテキストやスタイルは、どれもページという単位におさまるものじゃない。
管理上はね……テキストは、記事(XMLのアーティクルなど)/帳票(RDBのレコードなど)/知識(RDFのトリプルなど)といったレベルが単位だったりするし、スタイルも、段(パラグラフ)/文(センテンス)/語(ワード)といったレベルが単位だったりするけれど。

 

まともな文書管理のしくみがあれば、ページという単位から解放される。ムリのない自然な管理ができるようになる。
たしかにね……テキストとスタイルを、のぞむレベルで部品化できれば。

 

コンテンツを適切なレベルで部品化すれば、リソースにいっさいの重複がなくなる……制作/更新作業に、いっさいのムダがなくなる。
それらの部品を、適切な権限のあるスタッフに配分できる……ライター/フロントエンドのデザイナ(情報アーキテクト/フロントエンド・エンジニア)/ミドルウェアのデザイナ(プログラマ)/バックエンドのデザイナ(データベース・エンジニア/ドキュメント・エンジニア)……制作/更新作業の誤りを避けることができる。
それに多端末/多言語の時代に、フロントエンド(HTML)に直接テキストは書けない……バックエンドにすべてのリソースを集中させ、そこからフロントエンドを生成するようにしないと、ウェブサイトを多端末/多言語に対応させられない。
そしてこれからは構造検索の時代だよ。リッチスニペット/リンクトデータなど、テキストの構造がきちんとしているものほど、検索結果に的確に反映される時代になりつつある……これはもっとも深いレベルのSEO対策で、知識共有のいちばんの正攻法でもあるんだから。
それぜんぶやるのは大変そうだ……

 

すこしずつでいいんだよ! まともな文書管理のしくみがあれば、コンテンツのどの部分をどの程度に整理するかは、すべて自分たちで決められる。まともなCMSは、ステレオタイプを押しつけない
使う側に決定権がある、ということだね。

 

ウェブサイトをリストラせよ。ページ単位の管理から脱却せよ。
費用対効果はあるだろうしね。一回かぎりのコンテンツ制作すら、使いまわせるリソースのレベルで制作効率はおおきく違ってくるし。