ボルボックス


ムダなくすばやくすべてを
volvox

導入事例

T社様

提供
コンテンツ管理システム(CMS)
簡易CRMプログラム群
要点
デザイン・ポリシーのパーツ化
文書構造/資源情報/二項関係
コンテンツとプログラムの統一
背景

お客様はグローバル企業の日本支社であり、ウェブサイトの制作にあたっては、本社によって決められたデザイン・ポリシーを完全に踏襲する必要がありました。いっぽうサイトの管理担当者様からは、サイトのテキストとイメージをすべてを自分たちで管理(追加/更新)したい、という強い要望を受けています。

対応

この案件では、まず画面デザインのHTMLソース・コードを一から書き起こし、本社の要求するデザイン・ポリシーに完全に準拠させています。これをXSLスタイル・シートに埋め込み、ポリシーのすべてをヘッダ/フッタ/パラグラフといったパーツに分割し、テンプレート化しました[※1]。

またすべてのテキストをXML化し、文書構造(表題/段落など)と資源情報(組織情報/支部情報など)を分け、これらを二項関係で整理しています(=情報を適切にまとめわける)。そして専用のXMLエディタを提供し、サイトのすべての文言と画像を、お客様自身が更新できる体制としました。

なおコンテンツ管理システムだけでなく、お問い合わせフォームなどのプログラムも、すべて”ボルボックス”で作成しています。このソフトウェアは汎用のIIDツールであり、またコンテンツ管理とプログラム管理が完全に統一されるので、これにより納期と費用を大きく抑えてもいます。

※1
テキストとスタイルを完全に分離しているため、言語別サイト(英文/和文/等)も画面デザインは共通のスタイル・シートを使っています(=テキストを追加するだけで、新しい言語別サイトが生成される)。なお言語別サイトはフォルダ/ファイル構造も統一してあるため、たとえばページ単位で英文/和文が切り替わる、といったギミックもしかけてあります。

M社様

提供
スケジュール管理システム
予約管理/会員管理、PC/携帯予約
要点
IID/すばやく作り〜壊す/試用と要求
柔軟なXML/プロトタイプ
安定のRDB/競合処理〜負荷対応
背景

お客様は、会員に対し個別のサービスを提供している事業者です。サービスは事前の予約を必要とするシステムで、お客様は既成のスケジュール管理アプリを使用されていました。しかしそのアプリにはシステムが必要とする多くの機能が欠けていたため、予約の受け付けはとても煩雑なものになっていたようです。

対応

ツール”ボルボックス”は、IIDシステムの側面をもっています。IIDでは、まずシステムの骨格を先に作ってしまいます。じっさいに動くシステムを利用者に使ってもらいながら、試用のなかで必要な機能を加え/不要な機能を除いていきます。このような開発手順をふむので、要望と実装がかけ離れることがありません[※1]。

弊社はまず、XMLベース/ファイル・ベースで、予約システムのデータベースを作成しました。テキスト・ファイルなのでエディタですばやく項目の修正ができ、XMLなのである項目の属性だけを変えて動作を試すことができます……このようにしてお客様さまとともにシステムを修正しながら、必要なデータ構造を固めていきました。

最終的にXMLのデータをRDBに落とし込みましたが[※2]、それでもXSLスタイル・シートの修正は必要なく(”ボルボックス”のRDBインタフェースは、特定の様式に沿ったXMLデータとRDBのデータが同じにみえるよう設計しています)、変更はデータの操作メソッドだけで済んでいます。

※1
これまでのシステム構築は、お客様の望むモノを「要求仕様」というカタチで提示し、承認を得たうえで開発にとりかかる、というものでした……しかし要求仕様は紙にかかれたイラストやフロー図であり、ここから実際のシステムをイメージするのは困難です。
※2
RDBには数百万件のデータを格納できます。また(予約システムのように)競合する操作に対するさまざまな安全装置を備えています。XMLの柔軟性とRDBの安定性を、場合に応じて使い分けることで、システム開発はより効率的になります。

A社様

提供
コンテンツ管理システム(CMS)
生成サーバ/構築〜管理
要点
デザイン・ポリシーの実装
既存サイトからの移行/生成サイトと公開サイトの分離
フロントエンド多様化への対応
背景

ウェブサイトの所有者は業界を先導する大手ネットワーク事業者です。サイトは多様な媒体に対応することが求められており、端末別(PC向け/携帯キャリア3社向け/等)、言語別(英文/和文)、さらにアクセス元のIPプロトコル別(ipv4/ipv6)に、異なるフロントエンドを用意する必要があります[※1]。

弊社への依頼は、このサイトを管理している制作会社様からでした。コンテンツ管理システム導入の打診でしたが、サイトはすでに稼働しておりデザイン・ポリシーも確定しています。ご要望は、「既存サイトの外観(画面デザイン)と構造(フォルダ構成)をひとつも変えることなく、サイト全体をCMS配下に移行すること」、というものでした[※2]。

対応

弊社は短期間でこのご要望を実現しました。サイトの利用者にはバックエンドのしくみが変わったことをまったく気づかれることなく、自動化への移行が完了しています。

なお移行を検討する段階で、サイトの外観/構造がかならずしもポリシーどおりでない箇所がいくつか見つかっています[※3]。まともなコンテンツ管理システム構築では、CMSの設計〜実装はデザイン・ポリシーの実装と同義です(=CMSに移行することで、サイト管理者はポリシー・マニュアルを睨んだ作業から解放される)……じっさいこのサイトでも、サイトマップの更新やトップページへのニュース挿入といったこまごました作業は、すべてCMSにより自動的に実行されます。

またこの案件では、CMSは制作者様の所有するサーバに設置されています(生成したコンテンツを同期コマンドにより差分転送)。つまり公開サイトにいっさい手をくわえることなく、移行を実現しています。

CMSの導入により、コンテンツ更新の負担は大幅に軽減されました。またその副作用として、ポリシー違反のないサイト更新、というオマケもついています。

※1
このようなサイトを管理する場合、一件の更新要求に対し十数のページを修正することもめずらしくありません。しかも承認サイト→公式サイトという管理体制なら、作業の負荷はさらに高くなります。
※2
この案件では、(お客様は制作会社なので)XMLファイルは自分たちで直接編集したい、というご要望をお持ちでした。ですのでXMLエディタなどは提供せず、静的なファイル生成のみのシンプルなCMSとなっています……このように管理者のスキルに合わせて提供するパーツを取捨選択できることも、”ボルボックス”の大きな特徴です。
※3
このときはお客様の了承を得て、ポリシーに合わせて既存の構成を修正する、という対応になっています。

弊社

弊社サイトのコンテンツ/プログラムも、すべてこのツールで制作/開発しています:

適用ウェブサイト
アゼロス
ドキュメント・エンジニア宣言
ボルボックス
リンクトブログ
人物相関図を作ろう/架空版
創造する玩具(個人サイト)
活用方法(担当者が1人〜少人数なら)

コンテンツ管理なら、たとえば1サイトのテキストすべてを1枚のXMLファイルに、スタイルのすべてを1枚のXSLファイルに収納することができます。これにOS付属のマクロ機能(オートメータなど)を連動させれば、デスクトップのボタン一発で、コンテンツの生成とサイトへの転送を行うことも可能です。

このツールはUNIX向けのシステムなので、マック(OSX)でも稼働します。コンテンツ/プログラムの一式をローカルマシンに置いて動作を検証でき、それがノートブックなら環境一式を持ち歩くことも可能です。

活用方法(構築担当者が増えてきたら)

サイト構築にかかわる制作者や開発者が増えてきたら、コンテンツ/プログラムの一式は共有サーバに置き、それらを担当者ごと(ライター/デザイナ/プログラマ/など)のパーツに分解します(プログラムもデータ/フィルタ(入力/出力)/メインフロー(コントローラ)は完全に分離されているので、開発者の能力にあった配分が可能になります)。更新ごとの差分があった方がいいパーツ群については、バージョン管理システムの管理下に置きます。

適切な担当者に適切なパーツを配分することで、ムリやムダのない効率的なコンテンツ管理/プログラム開発が行えるようになります。